~間食について~

「間食」と聞くとケーキや和菓子、お饅頭、スナック菓子等が思い浮かびますが、間食はお菓子に限りません。
食事と食事の「間」に、不足している栄養素を「食」べる機会として活用しましょう。
ここでは食欲が無い・1回の食事ではたくさん食べられない方に、食事から摂ることができなったエネルギーや栄養素を補うための間食をいくつかご紹介します。

乳製品
牛乳・乳製品はたんぱく質やカルシウムを豊富に含みます。
たんぱく質は20種類のアミノ酸からできていますが、そのうち9種類のアミノ酸は人の身体で合成することができないため「必須アミノ酸」と言われ、食事から摂る必要があります。
牛乳・乳製品に含まれるたんぱく質であるカゼインやホエイプロテインは、9つの必須アミノ酸全てを含みます。
→ヨーグルト・チーズ・コーヒー牛乳・アイスクリーム


卵はたんぱく質・脂質・ビタミンAやビタミンD・その他多くのミネラルを含みます。
卵のたんぱく質は乳製品のたんぱく質と同様に、
9つの必須アミノ酸を全て含みます。
脂質はマイナスなイメージを持つ方もいるかもしれないですが、脂質は3大エネルギー産生栄養素のうちの一つです。
→プリン、ゆで卵(*パサパサで食べにくい場合は温泉卵もお勧めです)、茶碗蒸し、卵サンド

果 物
果物はビタミンやミネラル・食物繊維を含み、
食物繊維には水溶性食物繊維・不溶性食物繊維があり、どちらも整腸作用があります。
水溶性食物繊維は胃腸内をゆっくり移動するので、糖質の吸収を緩やかにするため血糖値の急激な上昇を抑える働きがあります。
不溶性食物繊維は、よく噛んで食べることで
満腹感につながります。
→果物・フルーツジュース

いも類
いもは食物繊維やビタミンCを豊富に含みます。
水溶性ビタミンであるビタミンCは茹でることで水に溶けだしてしまいますが、さつまいもは茹でてもビタミンCが残りやすいのが特徴です。
ビタミンCには抗酸化作用があり、紫外線による肌の老化を抑える働きがあります。
→焼き芋、スイートポテト、大学芋

※ 三度の食事が十分に摂れている方は、1日に摂取する栄養量が増えないよう摂りすぎに
  注意しましょう。1日に100~200kcal程度がおすすめです。

朝・昼・夜 バランスの良い食事 + 間 食 = 一日に必要な栄養量

※ 病態により食事制限が必要な方は、かかりつけ医へご相談ください。