なぜ減塩が必要?
塩分を過剰に摂ると、血液中のナトリウム濃度が上昇し、上昇したナトリウム濃度を下げるため多くの水分を吸収します。
血液量が増加し、血管にかかる圧力が大きくなった結果、高血圧となります。高血圧は脳血管疾患や心疾患の原因にもなります。
《塩分摂取量の目安》
1日あたり、男性7.5g、女性6.5g
(日本人の食事摂取基準2020より)
少しの工夫で美味しく減塩
〈調理時するときのポイント〉
【調味は最後に】
サラダにドレッシングをかけると、それらの塩分により野菜から水分がでてきます。
野菜からでた水分によってドレッシングが薄まり、ついドレッシングを追加したくならないように、サラダの調味は食べる直前がお勧めです。
【食材の表面に】
味付けを食材の表面にすることで、調味料の味を感じやすくなります。
【うま味を活用】
汁物を作る際にはだしのうま味を活用することで、少ない塩分でもおいしく食べることができます。
また、具沢山にすることで食材の味を活かすことができます。
【献立にメリハリを】
おかず全品を薄味にするのではなくメインのおかず1つのみ薄味にし、メリハリをつけるのがお勧めです。
〈食べるときのポイント〉
調味料を足す場合は、一度味をみてからにしてみましょう。
〈買うときのポイント〉
栄養成分表示を確認してみましょう。
栄養豆知識の他コラムでは、栄養成分表示についてもお伝えしています。
参考にしてみてください。
「第11回地域公開講座」では、上記ポイントの他に11の実践しやすい減塩方法についてもご紹介しています。10分以内の短い動画となっていますので、ぜひご覧ください。